練習パッドについての所感

トピック

打楽器やドラムセットの練習をする上で欠かせない存在が練習パッド(練習台、トレーニングパッドなどいろんな呼び名があります)です。まず練習パッドを使うと何がメリットか、デメリットかリストアップします。

☆メリット☆

・音量が小さい→練習場所や時間帯の幅が大きく増える。また耳にも優しいため長時間の練習にも最適。

・コンパクト、軽量

★デメリット★

・実際のタッチが楽器と異なり微妙な音色の表現の練習はできない。また、練習パッド→楽器、の順に触ると楽器の反応にびっくりすることがある。

・ものによってはスティック、指、手への負担が高まりチップ(ばち先)が削れたり、指や手首を痛めたりすることもある

実際の楽器より触れる時間が長いものになると思いますので練習パッドにもこだわりたいですね。

というわけで講師おすすめの練習パッドを紹介します!

○パール:SDN-14N トレーニングドラム

大きさ:大 重量:重 タッチ:優✨ 音量:大

実際のスネアドラムの14インチヘッドに付け替えられる練習パッド。最も楽器のフィールに近く、手やスティックへの負担が一番低いと思われる。リムショットも練習可でスネアの曲をそのまま練習できる。難点は音がそこそこ大きく(もちろん実際の楽器より遥かに小さい)パッド自体結構重め。個人的には12インチくらいの扱い易いサイズでも出して欲しいところ。さらにチップが丸型で強めに叩いていると中心のスポンジがへこみ、ヘッドが破れてしまうことも…練習は俵形のスティックがおすすめで、ヘッドは薄めのヘッド(私はコーテッドディプロマットやルネッサンスディプロマットを張っている)を張るととても心地がいい(ハードヒッターは通常ヘッドか分厚めがいいかも?)。ともかく私が最も愛用している唯一無二の練習パッドだ。

○レモ:チューナブルプラクティスパッド 10インチ RT-0010

大きさ:中 重量:軽 タッチ:優 音量:大

パールの練習パッドを持ち運ぶ代わりにこれを使うことがある。非常に軽量で持ち運び◎しかも安価だ。ヘッドは一度外し、ヘッド下に敷かれたフィルムは中のスポンジの下に敷くのをおすすめする。やはりパールのような厚みはなくタッチの奥深さは少し足りないがウォーミングアップする分には十分。手やスティックへの負担も少ない。ヘッドも交換可能だ。

○prologix:6” Red Storm Pad

大きさ:小 重量:軽 タッチ:良 音量:小

ゴムが張られる練習パッドの中で最も良いと思える練習パッド。ゴム板の下はウレタンが貼られ跳ね返りの程よいタッチの中に奥深さを感じることができる。難点はタッチがヘッドの貼られた練習パッドに少し劣る事(ゴムパッド内では最良だと思うが)、日本で取り扱っている店が少ないところだ。

○prologix:6” Blue Lightning Pad

大きさ:小 重量:軽 タッチ:良 音量:極小

ウレタンに布が貼られたパッドは静かでありながら粒だちが聞こえる。タッチはレッドの方がやや良くてリバウンドが弱い。ただティンパニの練習にはピッタリで硬質フェルトの楕円型のマレットで練習するとなかなか良い。

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練習パッドのスタンドは、スネアスタンドを使用すると微妙にタッチがスネアっぽくなる気がしていますが…机でも正規のスタンドでも、正しい構え方に調整できればなんでも良いと思います!

購入前に気をつけたいのは練習環境。マンションや、赤ちゃんがいる家庭は、音量の小さいゴムパッドやウレタンの後者2台がおすすめです。また練習パッドの振動が下階に響いてしまう事もあるので、毛布やカーペットをスタンド下に敷くと音が軽減されます。

パーカッション、ドラム上達の秘訣はスティックコントロール!良い練習パッドを手に入れていっぱい練習しましょう!

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