基礎練習、紹介②の前に、まずスティックの選び方についてご紹介します!
①スティックの太さについて
これは自分の手のひらにあったものを選ぶと良いと思います。(太すぎるとスティックを手の中で正しくもつことが難しくなります。)
②スティックの重さについて
初心者は①の範囲で少し重めを選びましょう。スティックに重さがあるとリバウンド(スティックの跳ね返り)を利用した、自然な叩き方が身につきやすくなります。
③チップ(バチ先)について
チップにはいろんな形や、バチ先のみナイロン素材だったり種類がいくつかあります。初めは丸型、樽型のスティックがおすすめです!
④スティックの材質について
これも色々種類がありますが、ヒッコリー、メイプルのスティックが使いやすいと思います。
~スティックを買おう!〜
お店には同じ種類のものが何セットもごっちゃになって(もしくは束になって)売られています。
スティックは木材から機械で削り出されて作られています。どれでも一緒…とはいかず、同じモデルでも重かったり軽かったり、時々曲がってしまっていたりします。
心に決めているスティックがあってもスティックを買う前に時間をかけてどのペアを買うか吟味しましょう。
○ステップ1 曲がってないか転がして確かめる。
曲がったスティックを使っていると思った通りの音が出せなくなってしまいます。まずはスティックを転がして「コロコロ…」と転がるスティックを選びましょう。(転がせない時はスティックのお尻(ボトム)からみてチップが真ん中にあることを確認しましょう)
○ステップ2 大体重さの同じグループを作る
大きなドラムショップなら計りが置いてあります。なければ、持ってみた感覚でいいので自分の好きな重さくらいのスティック選びましょう。
○ステップ3 叩いた感覚が同じスティックのペアを作る。
試奏用の練習パッドがあるお店では、ステップ2で選んだスティック一本ずつ叩いて同じような音を同じような感覚で叩けるスティックを選びましょう。叩き方を揃えるために右手なら右手のみで叩いて自分の感覚を確かめます。
ここで注意して欲しいのはスティックによる音の高さです。練習パッドは音が小さく、スティックが共鳴した音が聞こえてくるため各々のスティック特有の音程が僅かに聞こえます。これをなるべく2本揃えるよう注意してください。
※Vic Firthというメーカーは出荷時には機械でステップ1〜3を済ませたペアで売られています。他メーカーでも揃っているペアで売っているものもあります。「このスティック、揃えてあるかも…」と思ったらペア売りの紙(?)を全て外してしまう、ということはやめましょう。この場合は素直にどのペアが自分の手に馴染むかのみに絞って吟味しましょう。
注意!:お店によっては、購入前のスティックの試奏不可、などあります。スティックを吟味する前にチェックしましょう。
〜最後に〜
良いスティックは良い演奏、そして技術の上達の基礎になります。自分に合ったスティックに出会えるよう丁寧にスティックを選んでください!
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